光回線を解約するとき、「撤去費用」という言葉を目にして不安になった方へ。
撤去費用がかかるのは独自回線だけで、しかも必ずかかるわけではありません。ドコモ光やソフトバンク光のような光コラボなら、そもそも撤去という話が出てきません。
ネット上には「解約したら数万円取られた」という体験談が並んでいますが、どの回線のどういう条件の話なのかが抜けていることが多いです。ここを整理します。
相談者解約するだけで何万円もかかるって聞いて、こわくて動けないでいます…



その情報、たぶんお使いの回線の話じゃないですよ。まず自分がどの種類の回線を使っているかを確かめましょう。
ソフトバンク光やドコモ光をはじめ、ほとんどの光回線はNTTの同じ光ファイバーを使っています。このサイトで最も人気でおすすめのGMOとくとくBB光は、その同じ線に、夜も混みにくいv6プラスを最初から付けた回線です。だから速さで迷う必要はなく、違うのは月額と縛りだけ。縛りがないので、合わなければ違約金なしでやめられます。
光回線の撤去費用がかかるのは独自回線だけ
光回線は大きく2種類に分かれます。ここで撤去の有無が決まります。
| 種類 | 代表例 | 撤去工事 |
|---|---|---|
| 光コラボ(NTTの設備を借りている) | ドコモ光・ソフトバンク光・GMOとくとくBB光・ビッグローブ光・楽天ひかり | 原則なし |
| 独自回線(自前の設備) | NURO光・auひかり・eo光・コミュファ光など | 条件によって必要 |
光コラボはNTTの設備をそのまま使っているので、解約しても設備は次の入居者や次の契約者が使います。わざわざ外す必要がありません。
独自回線は各社が自前で線を引き込んでいるため、建物の条件によっては元に戻すことを求められます。ここで費用が出ます。



つまりドコモ光・ソフトバンク光・GMOとくとくBB光をお使いなら、撤去の心配はほぼいりません。ここでほとんどの方は安心していいんです。
自分がどちらか分からないとき
契約している会社の名前で判断できます。ドコモ・ソフトバンク・GMO・ビッグローブ・楽天など、名前に「ひかり」や「光」が付いているものはほぼ光コラボです。
NURO光とauひかりだけは名前が似ていても独自回線です。ここが紛らわしいところなので、この2つだけ覚えておいてください。
NURO光の撤去工事は必須ではありません
独自回線の代表として、NURO光の実際の条件を見ます。公式サイトにはこう書かれています。
NURO光 公式サポートの記載
NURO 光の撤去工事は必須ではございません。NURO 光の回線設置時に、建物オーナー・管理会社様より、回線撤去を条件で回線工事を実施された場合などは、回線撤去が必要となります。
解約したら自動的に撤去工事が来る、ということはありません。回線を引くときに建物の側から「やめるときは外してください」と条件を付けられていた場合に必要になります。
実際に撤去する場合の費用はプランで変わります。
| 契約プラン | 撤去工事費 |
|---|---|
| NURO 光(H)/(M)/10ギガ(H)/10ギガ(M)/One 2ギガ・10ギガ | 19,800円 |
| その他のプラン | 11,000円 |
手順も決まっています。先に回線を解約してから、撤去工事を申し込みます。希望日は申請日から30日後以降でしか指定できず、立ち会いも必要です。穴を開けた箇所は穴埋めしてもらえます。



じゃあ、うちが必要かどうかはどこで分かるんですか?



ネット回線を引くときの書類か、大家さん・管理組合とのやりとりに残っているはずです。分からなければ、解約を申し込む前に契約先のサポートへ聞いてしまうのが早いですよ。
auひかりの場合
auひかりも独自回線なので、撤去工事費がかかる場合があります。金額は契約時期やプランによって変わるため、ここで断定はしません。
解約を決める前に、KDDIの窓口で「自分の契約に撤去工事費がかかるか、いくらか」を確認してください。ここを聞かずに動くと、あとから請求されて驚くことになります。
独自回線を辞めるときは、撤去費用だけでなく工事費の残りも見ます。コミュファ光を24カ月以内に解約すると工事費27,500円の残りが一括請求されるので、25カ月目を過ぎているかどうかで辞める費用が数万円変わります。
撤去費用より先に確認すべきもの
実は、解約でかかるお金は撤去費だけではありません。むしろ工事費の残債のほうが大きくなりがちです。
| 費用 | 目安 | かかる条件 |
|---|---|---|
| 契約解除料(違約金) | 0〜5,500円程度 | 契約期間の途中で解約したとき |
| 工事費の残債 | 数千円〜5万円台 | 工事費を分割払いしている途中のとき |
| 撤去工事費 | 0円/11,000円/19,800円など | 独自回線で、撤去が必要な建物のとき |
たとえばNURO光の戸建ては工事費55,000円を36回に分けて払い、その分を毎月割り引く形になっています。2年で解約すると18,000円台の残債が一括で来ます。「工事費実質無料」は「最後まで使えば無料」という意味です。



撤去費を心配される方は多いんですが、金額としては工事費の残債のほうが痛いことが多いです。まずそっちを確認してください。
この費用は乗り換え先が負担してくれます
ここが一番お伝えしたいところです。解約でかかるお金は、乗り換え先の光回線が肩代わりしてくれる制度があります。
- GMOとくとくBB光:他社の違約金や工事費残債を最大60,000円まで負担
- ビッグローブ光:解約金サポート特典で最大40,000円還元
- ソフトバンク光:契約解除料・撤去費用・端末残債を合計最大10万円まで還元
撤去費用も対象に含まれます。「解約にお金がかかるから動けない」という状態のほうが、実は損をしています。
- 月額は戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがありません
- 工事費も実質無料。解約するときの違約金も0円です
- 全員に5,000円キャッシュバック。乗り換えなら他社の違約金を最大60,000円まで負担してくれます
- スマホのセット割がない方(ahamo・povo・LINEMO・格安SIM)の第一候補
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
よくある質問
- 光コラボでも撤去費がかかることはありますか?
-
原則ありません。設備はNTTのものなので、そのまま残ります。ただし建物の側から撤去を求められた場合は、個別に対応が必要になることがあります。賃貸なら退去時に大家さんへ確認してください。
- 解約したのに撤去工事の連絡が来ません
-
NURO光の場合、撤去工事は自分で申し込む形です。解約しただけでは撤去は始まりません。必要な建物にお住まいなら、解約後に申請フォームから申し込んでください。
- 撤去工事で壁に穴が残りますか?
-
NURO光の公式サポートには「撤去工事を実施した場合、穴開けした箇所は穴埋めをいたします」と記載されています。穴が開いたまま放置されることはありません。
まとめ
撤去費用がかかるのは独自回線だけで、光コラボなら原則ありません。まず自分の回線がどちらかを確かめてください。
NURO光の撤去工事は必須ではなく、建物の条件で必要になった場合だけです。費用は19,800円または11,000円で、プランによって変わります。撤去は解約後に自分で申し込む形なので、自動では始まりません。
金額としては、撤去費より工事費の残債のほうが大きいことが多くなります。違約金も残債も撤去費も、乗り換え先が負担してくれる制度があります。解約を決める前に、合計でいくら残るかを出してから窓口を選んでください。








