auひかりは独自回線で速いと聞いて選んだのに、遅い。測っても100Mbpsに届かない。夜はもっと落ちる。
auひかりが遅いときは、まず自分の契約が「マンションの何タイプか」を見てください。戸建てとマンション、マンションの中でもタイプで、上限がまったく違います。マンション タイプVは、建物の中が電話線なので、契約の時点で上限が100Mbpsです。
マンションで、建物の共用部から部屋までが電話線(VDSL方式)の場合、契約が1ギガでも部屋に届く速さは下り最大100Mbpsが上限です。壁の差し込み口が電話線の形ならVDSLです。
この上限は建物の配線で決まるので、回線・プロバイダ・ルーターのどれを変えても超えられません。
タイプの見分け方、タイプごとに何を直せるのか、直せないときの動き方を順に見ていきます。
相談者auひかりなのに、速度を測ると80Mbpsくらいしか出ません。1ギガのはずでは…



マンションですか?契約書に「タイプV」と書いてあれば、それは上限どおりの数字です。



タイプV…確かにそう書いてあります。上限が100Mbpsということですか?



はい。建物の共用部から部屋までが電話線なので、光は途中までしか来ていません。auも公式にそう書いています。



それは、ルーターを替えても無理ということですよね?



無理です。ただ、建物によっては上のタイプに切り替えられることがあるので、そこから見ていきましょう。
いろいろ試しても直らないなら、結局は回線を変えるしかありません。GMOとくとくBB光は、ソフトバンク光やドコモ光と同じNTTの光ファイバーに、夜も混みにくいv6プラスを最初から付けた回線です。夜の遅さが直る理由はここにあります。縛りがないので、合わなければ違約金なしでやめられます。
auひかりが遅いとき、まずマンションのタイプで上限が決まる


auひかりのマンションは、建物の中の配線でタイプが分かれています。契約書か、My auの契約内容に書いてあるタイプ名を見てください。
| タイプ | 建物の中の配線 | 公式の最大速度(下り/上り) |
|---|---|---|
| マンション タイプV | 電話線 | 100Mbps/35Mbps(一部は70Mbps/30Mbps) |
| マンション タイプG(V契約) | 電話線(G対応設備は入っている) | 100Mbps/35Mbps |
| マンション タイプG(G契約) | 電話線(G規格) | 664Mbps/166Mbps(条件により100Mbps/100Mbps) |
| マンション タイプE・都市機構 | LANケーブル | 100Mbps/100Mbps |
| マンション ギガ・ミニギガ | 光ファイバー | 1Gbps/1Gbps |
| ホーム1ギガ・5ギガ・10ギガ(戸建て) | 光ファイバー | 1Gbps〜10Gbps |
タイプVについて、au公式はこう書いています。「建物共用部まで光ファイバーを引き込まれているマンションが対象になります。建物共用部から各戸までは既設の電話線を活用してご利用いただくサービスです」。
つまり光が来ているのは建物の入口までで、そこから部屋までは電話線です。「auひかり 1ギガ 遅い」と検索している人の多くは、そもそも1ギガの契約ではありません。
タイプVで80Mbps出ているなら、それは遅いのではなく上限
auの公式スピードチェックには、こう書いてあります。「~100メガ対応サービス契約をご利用の場合 下り速度がおおよそ30Mbps以下の場合 無線LANやパソコンなどの仕様(規格)による影響が考えられます」。
言い換えると、30Mbpsより上が出ていれば、auとしては正常の範囲です。80Mbps出ているタイプVは、上限近くまで出ている状態で、これ以上は契約上出ません。
さらに公式は、タイプVは「建物内の電話回線を利用しているため、共用設備からお客さま宅までの距離やノイズによる影響を受ける場合があります」としています。同じ建物でも、共用部から遠い部屋ほど落ちます。これも部屋の中では直せません。
タイプVからタイプGに切り替えられる建物があります
ここが唯一、auの中で速くできる道です。公式にこうあります。「マンション タイプVにお申し込みいただいたお客さまは、マンション棟内設備導入が完了しますと、自動的にマンション タイプG(V契約)に切り替わります」。
そして「マンション タイプG(V契約)のお客さまは、下り最大664メガ(上り最大166メガ)のマンション タイプG(G契約)へのお申し込みが可能です」。自分の契約が「タイプG(V契約)」になっていれば、G契約に変えるだけで上限が100Mbpsから664Mbpsに上がります。
ただし注意書きもあります。G契約でも「他社同一規格の設備設置による干渉や、お客さま宅内までの棟内配線距離などにより、技術規格上の速度を下り最大100Mbps/上り最大100Mbpsとして提供する場合があります」。建物の条件によっては、Gにしても100Mbpsのままのことがあるということです。
auひかりが夜だけ遅いなら、建物の中で分け合っている混雑


昼はタイプの上限近く出るのに、夜になると落ちる。この出方は、タイプの上限とは別の話で、建物の中の混雑です。
タイプVの公式説明に「マンションに引き込んだ光ファイバーを棟内の複数のお客さまで共同利用する」とあるとおり、建物に来ている光を全戸で分け合っています。夜に使う人が増えれば、1戸あたりの取り分は減ります。
auひかりは独自回線なので、ドコモ光やソフトバンク光のように「プロバイダを変えて出口を替える」という手が使えません。建物の混雑は、建物の中にいる限り、自分では減らせません。
独自回線で100Mbpsに止まる話は、東海のコミュファ光でも同じです。コミュファ光で有線なのに100Mbpsしか出ない原因は、公式FAQがLANケーブルの規格とLANポートの2点に絞っています。auひかりでも見る場所は変わりません。
戸建てやギガタイプで100Mbps以下なら、部屋の中の機器を疑う
ホーム1ギガやマンション ギガなのに100Mbpsを切る。この場合は話が逆で、原因は部屋の中にあります。au公式のスピードチェックにこう書かれています。
「ギガ対応サービス契約をご利用の場合 下り速度がおおよそ100Mbps以下の場合 無線LANやパソコン、周辺機器、LANケーブルなどの仕様(規格)による影響が考えられます」。
- LANケーブルの規格を見る。CAT5と印字されていれば上限100Mbpsで、そこで頭打ちになります
- Wi-Fiを5GHzでつなぐ。2.4GHzは規格上の上限が低く、電子レンジと干渉します
- auから借りているホームゲートウェイの下に自分のルーターを足していないか。二重になっていると落ちます
- パソコン側のLAN端子が古い規格でないか。公式も「ご利用のパソコンによっては、上り下り最大1Gbpsの速度を実現できません」としています
- ホームゲートウェイと機器を1分待って再起動する
ここまでやって1ギガ契約で100Mbpsを超えないなら、auに問い合わせる段階です。スピードチェックの数字と、有線か無線か、機器の型番を手元に置いて連絡してください。
5ギガ・10ギガに変えれば速くなる、は戸建てだけの話
「auひかり 10g 遅い」「5ギガ 遅い」という検索もありますが、auひかりの5ギガ・10ギガはホーム(戸建て)向けのプランで、マンションタイプには用意されていません。タイプVの人が10ギガに変えて解決する、という道はありません。
戸建てで10ギガにしたのに遅いなら、10ギガに対応したホームゲートウェイと、10ギガ対応のLAN端子を持つパソコン、CAT6A以上のケーブルがそろっているかを見ます。1つでも1ギガ止まりの機器が挟まれば、そこが上限になります。
UR賃貸の「都市機構」タイプも、建物の中は同じ考え方です
UR賃貸住宅向けの「都市機構」「都市機構デラックス」も、建物の中の配線でタイプが分かれています。公式には「『タイプV/都市機構デラックス』の一部は下り最大70Mbps/上り最大30Mbpsの場合があります」とあり、同じauひかりでも、建物の中の線が電話線なら上限は100Mbpsか、それ以下です。URにお住まいで遅いなら、まず契約書のタイプ名と、部屋の壁の差込口を確認してください。
auひかりが遅くて直らないとき、乗り換えで見るのは「建物の中の線」です
タイプVで、建物にタイプGの設備が入る予定もない。夜の混雑も毎晩。ここまで来たら、auひかりの中でできることは残っていません。
乗り換えを考えるときに見るのは、回線の名前ではなく自分の部屋まで何の線が来るかです。同じ建物でも、NTTの設備が光配線方式で入っていれば、光コラボで部屋まで光が来ます。壁に光コンセントがあるかどうかを見てください。あれば工事なしで済むことが多いです。
乗り換える前に、建物のNTT設備が光配線方式かどうかを、住所検索より先に確認してください。
auひかりは独自回線なので、乗り換えは事業者変更ではなく解約と新規契約になります。撤去費用と契約期間の残りを先に確認し、新しい回線が開通してから解約する順番にすると、ネットが止まる期間が出ません。
- 月額は戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがありません
- 工事費も実質無料。解約するときの違約金も0円です
- 全員に5,000円キャッシュバック。乗り換えなら他社の違約金を最大60,000円まで負担してくれます
- スマホのセット割がない方(ahamo・povo・LINEMO・格安SIM)の第一候補
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。



うちの建物、光コンセントがありました。auはタイプVなのに、NTTの線は光まで来ているんですね。



そういう建物は意外と多いです。auの設備とNTTの設備は別物なので、片方が電話線でも、もう片方が光のことがあります。
auひかりが遅いときのよくある質問
- auひかりのマンションタイプVはなぜ遅いのですか?
-
建物の共用部から部屋までが電話線だからです。au公式も「既設の電話線を活用してご利用いただくサービス」としていて、上限は下り100Mbpsです。共用部から遠い部屋ほど、距離とノイズで落ちます。
- auひかりのタイプVからタイプGに変えると速くなりますか?
-
建物にタイプGの設備が入っていれば、G契約で上限が664Mbpsになります。ただし建物の条件によっては100Mbpsのまま提供される場合があると公式に書かれています。自分の契約が「タイプG(V契約)」になっているかを先に確認してください。
- auひかりが夜だけ遅いのはなぜですか?
-
建物に来ている光を全戸で分け合っていて、夜に使う人が増えるからです。独自回線なのでプロバイダ変更で出口を替えることはできず、建物の中では減らせません。
- auひかりの1ギガで100Mbpsしか出ないのは故障ですか?
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ギガ契約で100Mbps以下なら、公式は機器やケーブルの規格の影響を挙げています。CAT5のLANケーブル、2.4GHzのWi-Fi、二重ルーターを順に確認し、それでも変わらなければauに問い合わせてください。
- auひかりから乗り換えるとき、何を確認すればいいですか?
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自分の部屋まで来る線が光か電話線かです。壁に光コンセントがあれば光コラボで部屋まで光が来ます。
- auひかりを解約すると撤去費用はかかりますか?
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戸建てとマンションで扱いが違うので、契約時の書類で確認してください。契約期間の残りがあれば解除料もかかります。新しい回線が開通してから解約する順番にすると、ネットが止まりません。
まとめ
auひかりが遅いときは、まず契約のタイプを見ます。マンション タイプVは建物の中が電話線で、上限は100Mbps。80Mbps出ているなら上限近くまで出ていて、公式も30Mbps以上なら機器の影響とは見ていません。戸建てやギガタイプで100Mbpsを切るなら逆で、LANケーブル、Wi-Fiの周波数、二重ルーターの順に部屋の中を見ます。
タイプVで速くする唯一の道は、建物にタイプGの設備が入ったときにG契約へ変えることで、上限が664Mbpsになります。夜だけ遅いのは建物の中の混雑で、auひかりは独自回線なのでプロバイダを変えて出口を替える手が使えません。
タイプの上限と夜の混雑は、auひかりの中では直りません。乗り換えるなら回線の名前ではなく、自分の部屋まで来る線が光か電話線かで決めてください。光コンセントがあれば光コラボで部屋まで光が来ます。NTTの設備もVDSLなら同じことの繰り返しになるので、配線方式の確認が先です。










