ドコモ光からソフトバンク光へ。ビッグローブ光からGMOとくとくBB光へ。こうした乗り換えのときに出てくるのが事業者変更という言葉です。
これは光コラボから別の光コラボへ移るときの手続きのことです。転用と同じく設備を引き継ぐので、工事は要りません。
2019年にこの制度ができるまでは、光コラボ同士の乗り換えでも一度解約して工事をやり直す必要がありました。今はその必要がありません。
相談者契約し直すってことですよね。その間、ネットが使えない日ができませんか?



できません。ルーターを差し替える数分だけです。2019年にこの仕組みができるまでは、たしかに一度解約して工事をやり直していたんですけどね。
ソフトバンク光やドコモ光をはじめ、ほとんどの光回線はNTTの同じ光ファイバーを使っています。このサイトで最も人気でおすすめのGMOとくとくBB光は、その同じ線に、夜も混みにくいv6プラスを最初から付けた回線です。だから速さで迷う必要はなく、違うのは月額と縛りだけ。縛りがないので、合わなければ違約金なしでやめられます。
事業者変更とは光コラボ同士の乗り換えのこと
まず光コラボという言葉を整理します。光コラボとは、NTTのフレッツ光の設備を各社が借りて、自社ブランドで販売している光回線のことです。
次のような回線が、全部これにあたります。
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- GMOとくとくBB光
- ビッグローブ光
- 楽天ひかり
- OCN光 など
借りている大元が同じなので、この中で乗り換える限り、家に来ている光ファイバーは一切いじりません。変わるのは契約先と請求先だけです。この手続きが事業者変更です。
逆に、NURO光やauひかりは独自回線といって自前の設備を持っているため、ここには含まれません。NURO光へ、あるいはNURO光から移る場合は事業者変更にならず、新規契約と工事が必要になります。
| 乗り換え元 | 乗り換え先 | 手続きの名前 | 工事 |
|---|---|---|---|
| フレッツ光 | 光コラボ | 転用 | 不要 |
| 光コラボ | 別の光コラボ | 事業者変更 | 不要 |
| 光コラボ | 独自回線(NURO光など) | 新規契約 | 必要 |
| 独自回線 | 光コラボ | 新規契約 | 必要 |



『NTTの設備を使い続けるかどうか』が分かれ目です。ここだけ押さえておけば迷いません。
事業者変更で工事なしのまま移れる理由
家の中を思い出してください。壁から出ている黒い箱(回線終端装置)と、そこから伸びる光ファイバー。これはNTTの設備です。ドコモ光を契約していても、ソフトバンク光を契約していても、この部分は同じものです。
光コラボの会社がやっているのは、その設備の使用権をNTTから借りて、自社の名前と料金で提供することです。だから会社が変わっても、物理的に交換するものがありません。
事業者変更で実際に起きるのは次のことだけです。
- 契約している会社が切り替わる(NTT側のデータ上の処理)
- プロバイダが変わるので、新しいルーターが届く
- 請求先が変わる
ネットが使えない期間は原則ありません。切替日にルーターを差し替えるだけです。
ただし正確に書いておくと、回線のタイプによっては1日程度の不通期間が出る場合があります。GMOとくとくBB光の公式サイトにもその旨の注記があります。在宅で仕事をされている方は、申し込みのときに「自分の回線タイプで不通期間が出るか」を確認しておくと安心です。
事業者変更の手順と費用
- 今の契約先で事業者変更承諾番号を取ります。電話かWebで、その場で発行されます
- 乗り換え先を申し込みます。申込時に承諾番号を入力します
- 新しいルーターが届きます。
- 切替日にルーターを差し替えます。これで完了です
- 前の会社のレンタル機器を返却します。返し忘れると違約金が出ます
乗り換え先を決めてから取るのが正しい順番になります。
転用承諾番号・事業者変更承諾番号の有効期限は、発行日を含めて15日です。期限が切れると取り直しになるので、移り先を決めてから、申し込む直前に取ってください。
| 費用 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 工事費 | 0円 | 設備を引き継ぐためです |
| 事務手数料 | 3,300円程度 | 乗り換え先に支払います |
| 今の契約の違約金 | 0円〜5,500円程度 | 更新月なら0円です |
| 工事費の残債 | 残っていれば一括請求 | 分割払いの途中だと発生します |



工事費の残債って何ですか?工事費は実質無料だったはずなんですけど…



『最後まで使えば無料』という意味なんです。工事費を分割払いにして、その分を毎月割り引く仕組みなので、途中でやめると割引も止まって残りが請求されます。
契約から2年経っていない方は、ここを必ず確認してください。マイページか問い合わせ窓口で「工事費の残債はいくらか」と聞けば教えてくれます。金額を知ってから決めるほうが安全です。
移る側の回線が終わってしまう、という事業者変更もあります。ぷらら光は2027年3月31日で終了し、何もしなければドコモ光へ統合されて440円上がります。違約金がない回線なので、統合を待たずに自分で承諾番号を取って移る人が増えています。
事業者変更で乗り換え先をどう選ぶか
手続きの手間はどこへ移っても同じです。承諾番号を取って、申し込んで、ルーターを差し替えるだけ。だったら、いちばん条件のいいところへ移るのが合理的です。
判断はお使いのスマホで決まります。
- ドコモ本体のプランをお使い → ドコモ光でセット割が付きます
- ソフトバンク・ワイモバイル → ソフトバンク光でおうち割が付きます
- au・UQモバイル → ビッグローブ光などでセット割が付きます
- ahamo・povo・LINEMO・格安SIM → どこも割引が付きません。素の月額で選んでください
最後の「割引が付かない」方が実はかなり多いです。この場合はGMOとくとくBB光のように月額が安く、契約期間の縛りがないところが向いています。次にまた乗り換えたくなっても違約金がかかりません。
- 月額は戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがありません
- 工事費も実質無料。解約するときの違約金も0円です
- 全員に5,000円キャッシュバック。乗り換えなら他社の違約金を最大60,000円まで負担してくれます
- スマホのセット割がない方(ahamo・povo・LINEMO・格安SIM)の第一候補
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
自分がどちらの手続きになるのかは、今どこと契約しているかを見れば決まります。転用と事業者変更の違いはそこだけで、やることの重さは変わりません。
事業者変更でよくある質問
- ひかり電話の番号は引き継げますか?
-
引き継げます。設備が同じなので番号を変える必要がありません。ただし申し込みのときに「ひかり電話も一緒に移す」と伝える必要があります。申込画面での選択を忘れないでください。
- 事業者変更承諾番号はどこで取りますか?
-
今契約している会社で取ります。乗り換え先ではありません。ドコモ光ならドコモ、ソフトバンク光ならソフトバンクです。電話かWebで、その場で発行されます。
- 承諾番号を取ったら、必ず乗り換えないといけませんか?
-
いいえ。取っただけでは何も起きません。15日で自然に無効になります。取り消しの連絡も不要です。まず番号を取って条件を確認し、やめる、という進め方でも問題ありません。
まとめ
事業者変更は、いま使っている光コラボから別の光コラボへ移るときの手続きです。ドコモ光からソフトバンク光へ、といった移り方がこれにあたります。NTTの設備をそのまま使い続けるため、工事の予定を組む必要がありません。
承諾番号は、いま契約している会社で取ります。見落としやすいのが違約金と工事費の残債で、更新月にあたれば違約金は0円になります。なおNURO光やauひかりは独自回線なので、事業者変更にはあたりません。
手間はどこへ移っても同じです。だからこそ、月額・縛りの有無・キャッシュバックの条件を並べて、いちばん条件のいいところを選んでください。










