光回線が遅い。乗り換えようか迷っている。その前に、1つだけ確認してほしいことがあります。
それがIPv6(アイピーブイシックス)です。今の契約のまま、これを有効にするだけで速度が数倍になることがあります。乗り換える前に、まずここを見てください。
お金をかけずに直るなら、そのほうがいいですよね。確認は3分で終わります。
相談者IPv6って聞いたことはあるんですけど、何なのか全然わかってません…



言葉は難しいですけど、中身は単純ですよ!『混んでる道と、空いてる新しい道』の違いだと思ってください。
いろいろ試しても直らないなら、結局は回線を変えるしかありません。GMOとくとくBB光は、ソフトバンク光やドコモ光と同じNTTの光ファイバーに、夜も混みにくいv6プラスを最初から付けた回線です。夜の遅さが直る理由はここにあります。縛りがないので、合わなければ違約金なしでやめられます。
光回線が遅いときにIPv6を確認する理由
IPv6というのは、インターネットの新しい通信方式のことです。従来の方式はIPv4(アイピーブイフォー)といいます。
何が違うかというと、通り道が違います。
- IPv4:昔からある道。利用者が集中する夜9時ごろに渋滞します
- IPv6:新しく作られた道。利用者が少ないので空いています
問題は、設定していないと古い道のままになっていることです。契約している光回線がIPv6に対応していても、ルーターが対応していなかったり、申し込みをしていなかったりすると、ずっと渋滞する道を使い続けることになります。



『同じ回線なのに、隣の家より遅い』というときは、だいたいこれです。回線が悪いんじゃなくて、道の選び方の問題なんですよ。
IPv6にするとどれくらい変わるのか
環境によりますが、夜の時間帯で数倍変わることは珍しくありません。昼間はもともと空いているので差が出にくく、混雑する夜ほど効果が分かりやすいです。
逆に言うと、昼は速いのに夜だけ遅いという症状なら、IPv6で直る可能性が高いです。
ひかり電話ルーターのPPPランプが消えていても、IPv6(IPoE)で通っている家では正常です。光回線のランプの意味と、消えたときに見る場所はNTT公式の表で確認できます。ランプで慌てて設定を触る前に、まず接続方式を確かめてください。
IPv6を使っているか確認する方法
確認は簡単です。
- 「IPv6 確認」で検索して、判定サイトを開きます。複数あるのでどれでも構いません
- 表示された結果を見ます。「IPv6接続」「IPv6で接続しています」と出れば有効です
- 必ずWi-Fiにつないだ状態で確認してください。スマホの回線だと家の光回線を測れません
「IPv4のみ」「IPv6非対応」と出たら、まだ古い道を使っています。ここが改善の余地です。



やってみたら『IPv4』って出ました!これが原因だったんですか?



可能性は高いです。ただ、有効にするには条件が2つあるので、そこを確認しましょう。
IPv6が有効かどうかの確認先は回線ごとに違います。楽天ひかりが遅いのはクロスパスにつながっていないからという記事で書いたとおり、楽天ひかりは専用の確認サイトで30秒で分かりますが、対応ルーターを自分で買う仕組みなので、ここで止まっている人がいちばん多い回線です。
IPv6を有効にする方法
必要なのは2つだけです。両方そろっていないと使えません。
- 契約しているプロバイダがIPv6に対応していること(申し込みが必要な場合があります)
- ルーターがIPv6に対応していること
条件1:プロバイダ側の申し込み
多くのプロバイダでIPv6は無料ですが、自分で申し込まないと有効にならないところがあります。契約しているプロバイダのマイページにログインして、IPv6やv6プラスの項目を探してください。
すでに有効になっているのに遅い場合は、条件2のルーターが原因です。
条件2:ルーターが対応しているか
ここでつまずく方が多いです。古いルーターはIPv6に対応していません。プロバイダ側で有効にしても、ルーターが古いままだと使えません。
5年以上前に買ったルーターなら、対応していない可能性が高いです。型番で検索して「IPv6 IPoE対応」と書かれているか確認してください。



『申し込んだのに速くならない』という相談は、ほぼこれです。ルーターだけ古いままなんですよね。
ドコモ光はプロバイダごとにIPv6の方式が違います。ドコモ光が遅いのは契約したプロバイダのせいか、それともNTT区間なのかを測り分ける方法があるので、IPv6に切り替えても改善しないときはそちらを先に確かめてください。
プロバイダによっては、IPv6が自動では開通していないことがあります。ぷらら光が遅いのはv6エクスプレスが未開通だからというのがその典型で、長く使っている人ほどマイページで申し込みが止まったままになっています。
独自回線の人は、この記事の前提が少し変わります。コミュファ光が遅いのは回線より家の中が多いと書いたとおり、NTTの出口を通らない回線ではIPv6の有無より、LANケーブルやホームゲートウェイの古さのほうが先に影響します。
IPoEの方式によっては、速くなる代わりにできなくなることもあります。IIJmioひかりのtransix方式でポート開放ができない理由は、その具体例です。ゲームのホストや自宅サーバーをする人は方式まで見てください。
IPv6にしても遅い場合
IPv6を有効にしても改善しないなら、原因は別のところにあります。
- 建物の配線がVDSL方式(部屋まで電話線)だと、最大100Mbpsで頭打ちです。IPv6では解決しません
- LANケーブルが古い。CAT5のケーブルは100Mbpsで頭打ちになります
- Wi-Fiの規格が古い。ルーターが11n(Wi-Fi4)だと、回線が速くても出ません
- 回線そのものが混んでいる。この場合は乗り換えが必要です
ここまで確認して原因が回線側だと分かったら、そこで初めて乗り換えを考えてください。順番を逆にすると、乗り換えても同じ症状が続きます。
乗り換えるなら、v6プラス標準のところを選んでください
せっかく乗り換えるなら、最初から新しい方式が使える回線にしてください。GMOとくとくBB光はv6プラスが標準で、対応ルーターも無料で借りられます。申し込みも設定も要りません。
契約期間の縛りがないので、乗り換えて合わなかった場合も違約金なしで抜けられます。
- 月額は戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがありません
- 工事費も実質無料。解約するときの違約金も0円です
- 全員に5,000円キャッシュバック。乗り換えなら他社の違約金を最大60,000円まで負担してくれます
- スマホのセット割がない方(ahamo・povo・LINEMO・格安SIM)の第一候補
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
速度を最優先するなら、NURO光という選択肢もあります。実測の平均が934Mbpsで、比較した中では圧倒的な1位です。ただし提供エリアが限られるので、まず住所の確認からになります。
- 実際に測った平均の下り速度は934Mbps。測定9,749件で1位です
- 月額は戸建て4,530円・マンション3,530円(ルーター代込み・2年割適用の24か月間)で最安です
- オプション不要で最大40,000円の現金キャッシュバックが付きます
- 25か月目からは戸建て6,600円・マンション6,270円に上がります
- 提供エリアが限られています。まず住所で確認してください
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
よくある質問
- IPv6にすると料金は上がりますか?
-
ほとんどのプロバイダで無料です。有料のところもありますが、その場合は月額数百円程度です。まず自分のプロバイダのページで確認してください。
- IPv6にするとデメリットはありますか?
-
ほぼありません。ごく一部の古い機器やサービスがIPv6に対応していないことがありますが、日常的な使い方で困ることはまずないです。
- ルーターを買い替えるといくらかかりますか?
-
IPv6対応のルーターは5,000円〜1万円程度です。ただし乗り換え先で無料レンタルできるなら、買う必要はありません。買う前に、今の契約を見直すほうが安く済む場合があります。
まとめ
光回線が遅いと感じたら、乗り換えを考える前にIPv6を確認してください。IPv6は新しい通信方式で、従来のIPv4は夜になると渋滞します。
確認は「IPv6 確認」で検索し、判定サイトをWi-Fiにつないだ状態で開くだけです。有効にするには、プロバイダへの申し込みとIPv6対応ルーターの両方が必要になります。昼は速いのに夜だけ遅いという症状なら、これで直る可能性が高いです。
IPv6にしても遅いなら、配線方式・LANケーブル・Wi-Fiの規格を順に確認してください。乗り換えを考えるのは、そのあとで構いません。










