レオパレスの物件に住んでいて、備え付けのインターネットが遅い。夜になると動画が止まる。仕事の通話が切れる。
この遅さは、部屋の中でどうにかできるものではありません。ルーターを買い替えても変わらないのは、原因が別のところにあるからです。
レオパレスの公式に書かれている条件を確認したうえで、入居者側で実際に打てる手を順に並べます。
相談者Google Meetの会議中に何度も画面が固まって、上司から「カメラ切っていいよ」と言われてしまいました…



機器を疑う前に、原因が部屋の中なのかを切り分けましょう。買い替えても変わらないことが多いんです。



部屋の中じゃないとしたら、どこが原因なんでしょうか?



建物に来ている回線そのものです。ただレオパレスの場合、それより先に見るべき点がもう一つあります。



うちはWi-Fiが夕方になると勝手に切れて、スマホが4Gに戻ってしまうんです…



置き場所と電波の種類で変わることがありますよ。お金がかからないので、そこから試しましょう。



そもそもLEONETって、家賃にはじめから入っているものじゃないんですか?



そこが一番の誤解なんです。毎月いくら払うかを選ぶ形になっていて、その支払いが確認できないと速度そのものが絞られます。
備え付けの回線は、部屋の中でどれだけ設定を変えても速くなりません。建物に来ている1本を、全部屋で分け合っているからです。工事も管理会社の許可もいらないホームWi-Fiなら、届いた日から自分専用の回線になります。縛りも違約金もないので、合わなければやめられます。光回線を引ける物件なら、2つ目の枠も見てください。
レオパレスのネットが遅い・繋がらないのは、建物のなかで分け合っているから
建物に1本引き込んだ回線を、入居者全員で分け合う形で提供されています。使う人が増えるほど、1戸あたりに回る分が減ります。
だから夜になると遅くなります。みんなが同時に使う時間だからです。朝は普通に使えるのに夜だけ止まる、という症状はここから来ています。
この仕組みは入居者側では変えられません。ルーターを買い替えても、部屋の中の問題ではないので効果がありません。
物件にあらかじめ用意されていて、入居者が個別に契約しなくても使えるインターネットのことです。「インターネット無料」「ネット完備」と表示されます。
家賃や共益費に含まれている物件と、入居者が別に申し込んで毎月払う物件があります。無料と書かれていても、どこかで払っている形です。
速度は保証されていません。建物に来ている1本を全戸で分けるため、入居率と時間帯で大きく変わります。
部屋の中で直せるのは、機器の再起動と設定の見直しまでです。それで変わらなければ、原因は部屋の外にあります。
その場合は、備え付けの回線とは別に、自分の回線を持つしかありません。工事なしで届いた日から使えるホームルーターと、速さを取る光回線の2つです。
どちらが自分の部屋に向くかは、入居者が打てる手は2つの項で分けました。手順を試す前に、そこだけ読んでも構いません。
レオパレスのLEONETは無料ではなく、月額で払うサービスです
レオパレス21の物件で使われているのがLEONET(レオネット)です。公式には「レオパレス21にお住まいの入居者様限定でご利用可能なインターネット、ビデオ、YouTubeなどといった映像サービスや、お買い物などの各種サービスの総称」と説明されています。
ここで最初につまずく方が多いのですが、LEONETのインターネットは家賃に最初から入っているものではありません。プランを選んで、毎月払う形です。
| プラン | 月額(税込) | 含まれるもの |
|---|---|---|
| ベーシックプラン | 3,630円 | インターネット・Wi-Fi/安心設定サポート/U-NEXT |
| ライトプラン | 2,640円 | インターネット・Wi-Fi/安心設定 |
| アップグレードオプション | +1,320円 | U-NEXTポイント1,200ポイント/成人向け作品見放題 |
初期費用はかかりません。公式には「工事費・事務手数料などはかかりません ※月額利用料が発生します」と書かれています。「契約期間の縛りや違約金はありません」ともあります。
ただし条件がいくつか付いています。ライトプランは「ご契約は店頭でのお部屋契約時にのみ手続きが可能です」「支払方法は家賃払いのみです」とされていて、入居したあとから申し込むことはできません。
さらに「ADSL及びISDN物件では、ベーシックプラン、ライトプランはご契約いただけません」という注記があります。いまもADSLやISDNの物件が残っているということです。
契約や支払いが確認できないと、0.7Mbps以下に絞られます
「遅い」と感じている方に、まず読んでいただきたい一文があります。公式の注意事項です。
「LEONETオプションサービスのインターネットプランの支払いを確認できない、又は契約していない場合、帯域制御の対象となります。帯域制御対象時のデータ送受信は最大0.7Mbps以下に制限されます」
建物が混んでいるかどうかとは関係なく、契約の状態だけで0.7Mbps以下になります。これは朝でも夜でも変わりません。
| やりたいこと | 必要な速度の目安 | 0.7Mbpsで足りるか |
|---|---|---|
| メールやテキストのやり取り | 1Mbps未満 | 足ります |
| YouTubeを標準画質で見る | 3Mbps前後 | 足りません |
| ビデオ会議でカメラを出す | 3〜5Mbps | 足りません |
| 動画を高画質で見る | 10Mbps以上 | 足りません |



えっ、じゃあ私がずっと遅いと思っていたのは、混んでいるからじゃなくて、契約が切れていただけかもしれないんですか…!?



その可能性はあります。しかも制限のかかり方がはっきりしているので、確認する価値は大きいですよ。



公式も「契約が切れてしまっている場合もありますので、一度ご契約状況をご確認ください」と案内しています。心当たりがなくても、まずそこを見てください。
回線を乗り換える前に、契約状況の確認が先です。ここが原因なら、お金をかけずに解決します。
回線を使いすぎている人や、条件を満たしていない人に対して、通信会社の側から速度に上限をかけることです。
スマホの「ギガを使い切ると遅くなる」のと同じ仕組みです。機器を替えても、置き場所を変えても外れません。
LEONETでは契約していない場合と、支払いが確認できない場合が対象だと公式に書かれています。上限は最大0.7Mbps以下です。
テレビがないと、Life StickのWi-Fiはそもそも使えません
LEONETのWi-Fiは、Life Stick(ライフスティック)という機器から出ています。テレビに挿して使う機器です。
公式の記載はこうです。「Life StickのWi-Fi機能のご利用はHDMI接続対応テレビでの設定が必要です。テレビがない場合はLife StickのWi-Fi機能はご利用いただけませんので、ご自身でアクセスポイントのご準備をお願いいたします」
テレビを持っていない部屋では、Wi-Fiが飛びません。「Wi-Fiが見つからない」の答えがこれだった、というケースがあります。
有線でつなぐ方法は残っています。公式は「Life Stick専用アダプタに接続されているLANケーブルを外し、パソコンのLANポート(挿入口)へ接続ください」と案内しています。ケーブルを延ばしたい場合はスイッチングHUBなどを使いますが、「延長機器及びLANケーブルはお客様の自己負担となります」とされています。
レオパレスのWi-Fiが繋がらない・切れるときに公式が案内している手順
ここは無料で試せます。回線を増やすかどうかの判断は、これを試したあとで構いません。
- 契約状況を確認する。公式は「Life StickでのWi-Fi接続は、インターネットの契約(スタンダードプラン/ベーシックプラン/ライトプラン)の契約が必要です」としています
- Life Stickを再起動する。「電源アダプタをコンセントから抜き挿しし、再起動を実施ください」と案内されています
- スマホやパソコン側の設定を消して、つなぎ直す。「接続されている端末(パソコン/スマートフォン)のWi-Fiを一度削除し、再度設定をお願いいたします」とあります
- SSIDとパスワードを画面で確認する。契約が続いていて初期設定も終わっていれば、Life Stickのホーム画面の右上に表示されます
急に繋がらなくなった場合は、更新が原因のことがあります。公式に「ソフトウェアアップデートを実施後、Life StickのWi-Fiが繋がらなくなることがあります」と書かれています。この場合は上の再起動で戻ります。
画面そのものが出ないときは、「テレビ画面に表示されていない場合は、一度電源コンセントよりLife Stick専用アダプターを抜き挿しすることで表示されます」と案内されています。
切れる・不安定なときは、電波の種類を切り替えてください
公式は「物件環境によってはWi-Fi接続が不安定になる場合がございます」と認めています。そのうえで、電波の種類を選べる機種があります。
「TS302、TS401、TS403をご利用の場合は、Wi-Fi接続時に周波数帯域を【2.4GHz帯】か【5GHz帯】からお選びいただけます」とされています。Life Stickの裏側に書かれている型番を見てください。
| 型番 | 切り替える場所 |
|---|---|
| TS302 | ホーム画面下部の「ネットワーク設定」→「周波数帯域設定」 |
| TS401・TS403 | ホーム画面上部の「設定」→「Wi-Fiアクセスポイント」→「周波数帯域設定」 |
壁をはさむ部屋や、Life Stickから離れた場所で使うなら2.4GHz帯です。同じ部屋で速さがほしいなら5GHz帯を選びます。公式も「お使いのスマートフォンやタブレットによっては、【5GHz帯】に対応していない場合もございます。その場合は【2.4GHz帯】へ設定いただきご利用ください」と補足しています。
置き場所も影響します。公式は「Wi-Fiをご利用する際、Life Stickから機器が離れすぎると接続出来ない場合がございますので、Life Stickの近くでお試しください」としています。テレビの裏に押し込んでいる場合は、そこだけで変わることがあります。



型番を見たらTS401でした。夕方だけ切れていたのは、これで直るかもしれないんですね!



5GHz帯は壁に弱いので、離れた部屋だと切れやすいんです。まず2.4GHz帯にして、様子を見てみてください。



それでも駄目だったら、どうすればいいでしょうか?



そのときは建物の回線そのものが混んでいます。ここから先は、入居者側では動かせない部分です。
入居者が打てる手は2つ。レオパレスのネットとは別の回線を用意する
部屋の中でできることは、ほぼありません。自分の回線を別に用意するのが現実的な解決になります。方法は2つです。
2026年9月時点の情報です。条件は申し込み前に公式サイトでご確認ください。
まずホームルーターを見てください。工事も申請も要らないので、賃貸では圧倒的に話が早く済みます。
速度を最優先するなら光回線ですが、賃貸では工事の条件が壁になります。次の項目で条件を確認してください。
ホームルーターなら工事も申請も要りません
コンセントに挿して電波を受け取る機器です。建物の設備をまったく使わないので、管理会社に相談する必要がありません。
- 工事がありません。立ち会いも、壁に触る作業もありません
- 建物に何も残しません。退去時にそのまま持って行けます
- 最短1日で使えます。届いたその日から使い始められます
- 備え付けの回線とは別の経路なので、混雑の影響を受けません
弱点もあります。電波を受け取る仕組みなので、部屋の位置や建物の造りで速度が変わります。窓ぎわに置けるかどうかで数字が動きます。
対戦するゲームには向きません。反応の速さが求められる用途では、線でつながっている光回線が有利です。動画を見る、仕事をする、といった用途なら十分です。
契約期間の縛りと解約違約金がないものを選べば、合わなければやめられます。備え付けが遅い状態で我慢するより、試す価値があります。
- コンセントに挿すだけ。開通工事が要りません
- 契約期間の縛りも解約違約金もありません。端末代33,264円は924円×36回で、同額が毎月割り引かれます
- あとから光回線に変えたくなったら、違約金なしで切り替えられます
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
レオパレスで他社の光回線を引き込む条件
ここはレオパレスの公式に、はっきり書かれています。意外に思われるかもしれませんが、引き込むこと自体は禁止されていません。
公式のよくある質問には「注意事項を厳守いただければ、弊社への連絡は必要ありません」と書かれています。申請そのものが要らないということです。
ただし注意事項のほうが厳しいです。
| 項目 | レオパレス公式の記載 |
|---|---|
| 禁止されている工事 | 「建物内外に傷・穴等を開けるビス止めなどの工事はお断りしています」 |
| 代わりの方法 | 「エアコンのダクト穴を利用するなど、ビス止めを行わないようお願いします」 |
| 断られる場合 | 「建物や共用部等の美観を損ねたり、他の部屋のご迷惑になるような引き込み工事はお断りする場合があります」 |
| 建物の配線盤(MDF) | 「鍵が掛かっている場合は、工事会社より弊社までご連絡いただく」 |
| 退去時 | 「宅内装置などの機器は、退室時に各サービス提供会社に返却いただき、部屋に残置しないようにお願いします」 |
ビス止めができないと、工事が成立しないことがあります
光回線の引き込みでは、外壁に金具を留めてケーブルを固定するのが一般的な方法です。この金具の取り付けがビス止めにあたります。
それができないので、エアコンのダクト穴が使えるかどうかに賭ける形になります。ダクト穴に隙間がない部屋、そもそもダクトの位置が悪い部屋では、工事担当者が当日に「できません」と判断することがあります。
申請が不要な代わりに、工事が成立するかは現地を見るまで分からないと考えてください。



申請が要らないのはいいですが、当日にできないと言われたら困りますね…



そうなんです。だから工事の要らない方法を先に見ておくほうが、順番としては安全なんですよ。
レオパレスの物件で光回線を引く場合に確認すること
速度で選ぶなら光回線です。ただし賃貸では、建物の条件と管理会社の考え方が先に来ます。
- 部屋に光コンセントがあるか。壁に丸い差込口があれば、工事が軽く済みます
- 建物に設備が入っているか。NTTのエリア検索に住所と建物名を入れれば分かります
- どんな工事になるか。壁に穴をあけるのか、既存の配管を通すのかで話が変わります
- 共用部の作業が必要か。建物の配線盤の鍵を、管理会社に開けてもらう必要が出ることがあります
建物の外から来た電話やインターネットの線を、部屋ごとに振り分けている箱のことです。工事の書類ではMDFと書かれます。
多くは1階の管理人室のそばや、階段の下にあります。建物全体の配線が集まる場所なので、ふだんは鍵がかかっています。
マンションタイプの工事では、ここを開けて作業することがあります。鍵を開けられる人が当日いないと、工事そのものが始められません。
3番目が一番もめます。「工事をしたい」とだけ伝えると身構えられるので、穴をあけるのかどうかまで具体的に伝えてください。返事がまるで変わります。
退去時の扱いも先に確認してください。設備を残していいのか、原状回復が必要なのかで、あとの費用が変わります。
管理会社への頼み方(穴あけ・外壁・鍵の3つを先に伝える)と、断られたときの手、退去時の扱いは賃貸で光回線を引く許可の取り方にまとめました。
レオパレスのネットが遅い・繋がらないときのよくある質問
- レオパレスのネットが急に遅くなったのはなぜですか?
-
契約状況を先に確認してください。公式は「インターネットプランの支払いを確認できない、又は契約していない場合、帯域制御の対象となります。帯域制御対象時のデータ送受信は最大0.7Mbps以下に制限されます」としています。建物の混雑とは関係なく上限がかかります。
- テレビを持っていません。レオパレスのWi-Fiは使えますか?
-
使えません。公式に「テレビがない場合はLife StickのWi-Fi機能はご利用いただけませんので、ご自身でアクセスポイントのご準備をお願いいたします」と書かれています。有線でつなぐか、別に電波を出す機器を用意することになります。
- LEONETは解約できますか?
-
できる場合とできない場合があります。公式は「契約期間の縛りや違約金はありません」としています。ただし「オプションサービスの利用料が部屋利用料に含まれている場合、または物件の利用契約期間分を全額前払いで支払っている場合、オプションサービスのみの解約は出来ず、物件の利用契約を解約する場合においてのみ解約となります」という注記があります。家賃と一緒に払っている形なら、その部分だけをやめることはできません。
- レオパレスで光回線を引くのに許可は要りますか?
-
公式には「注意事項を厳守いただければ、弊社への連絡は必要ありません」と書かれています。ただしビス止めをしない、共用部の美観を損ねない、といった条件つきです。工事会社に見てもらう前に、この条件を伝えておいてください。
- レオパレスにWi-Fiルーターを持ち込んでもいいですか?
-
持ち込みそのものは工事にあたりません。コンセントに挿すだけの機器なら、建物に何も手を加えないため、引き込み工事の条件とは関係がありません。テレビがなくてLife StickのWi-Fiが使えない部屋では、公式もアクセスポイントを自分で用意するよう案内しています。
- レオパレスのネットはルーターを買い替えれば速くなりますか?
-
変わりません。混んでいるのは部屋の中ではなく、建物に来ている回線のほうだからです。無線の電波が弱い場合だけは、買い替えで改善することがあります。
- 退去するときはどうすればいいですか?
-
ホームルーターなら解約して持って行くだけです。光回線を引いた場合は、撤去が必要か、設備を残していいかを契約時に確認してください。
まとめ
レオパレスのネットが遅い・繋がらないのは、建物に来ている1本を全戸で分け合っているためです。混み合う時間帯に落ちるのはこの仕組みによるもので、部屋のなかで機器を替えても変わりません。
レオパレスで押さえておきたいのは、LEONETが家賃に最初から入っているものではないという点です。ベーシックプランは月額3,630円、ライトプランは2,640円で、契約していない場合や支払いが確認できない場合は最大0.7Mbps以下に制限されます。遅いと感じたら、乗り換えを考える前に契約状況を見てください。テレビのない部屋ではLife StickのWi-Fi機能そのものが使えないため、そこが原因のこともあります。
まず無料で試せる範囲を終えてから、それでも足りなければ自分の回線をもう1本用意する。この順番が無駄になりません。工事の要らないホームルーターなら管理会社への相談も要らず、合わなければやめられます。備え付けを解約できない建物でも、こちらは自分の判断だけで足せます。










