Teamsの会議で、「音声が途切れています」と言われる。自分には普通に聞こえているので、何が起きているのか分からない。会議が終わってから、あれは自分のせいだったのかと考える。
Teamsには、途切れている原因を会議中にその場で数字で見る画面があります。自分の送信が欠けているのか、受信が欠けているのか、ネットワークかPCか。そこを見ずに設定を変えても、当たりません。
その画面の開き方と数字の読み方、原因ごとに何をすれば直るのか、会議中にできることとできないことを順に見ていきます。
相談者会議で毎回「途切れてますよ」と言われます。私には相手の声がちゃんと聞こえているのに…



それなら欠けているのは、あなたから相手へ向かう側です。受ける側が正常でも、送る側だけ落ちることはよくあります。



回線は光なんです。速度も200Mbpsは出ていました…



速度は関係ありません。Teamsが見ているのは往復時間と、パケットがどれだけ落ちたかです。



パケット…?それってどこで見られるんですか?



会議の画面の中に出せます。設定を触る前に、まずその数字を見るのが順番です。
いろいろ試しても直らないなら、結局は回線を変えるしかありません。GMOとくとくBB光は、ソフトバンク光やドコモ光と同じNTTの光ファイバーに、夜も混みにくいv6プラスを最初から付けた回線です。夜の遅さが直る理由はここにあります。縛りがないので、合わなければ違約金なしでやめられます。
Teamsで音声が途切れるとき、会議中に「通話正常性」を開けば原因の場所が分かる


Microsoft公式はこう説明しています。「通話正常性メトリックを使用して、Teams 会議中または通話中に問題を特定してトラブルシューティングします」。数字は15秒ごとに更新されるので、会議中にリアルタイムで見られます。
開き方は、会議の画面で「その他のアクション」→「設定」→「通話正常性」です。会議を抜けなくても開けます。
見るのは4つの数字だけです。公式が「一般的な値」として示している基準と並べます。
| 項目 | 公式が示す一般的な値 | 超えていたら |
|---|---|---|
| 往復時間 | 200ミリ秒未満 | 回線が遠回りしているか、混んでいる |
| 受信したパケットの損失 | 2%未満 | 相手からの声が欠けている(自分の受信側) |
| 受信したジッター | 30ミリ秒未満 | 声が歪む・波打つ(自分の受信側) |
| 送信ビットレート | 24kbps以上(36〜128kbpsが標準) | 自分の声が相手に薄く届いている(自分の送信側) |
「途切れている」と言われたのに受信の数字が正常なら、欠けているのは送信側です
ここが、この画面のいちばんの価値です。
相手から「途切れている」と言われたときに、自分の画面で受信のパケット損失もジッターも正常なら、自分が受ける側は問題ありません。落ちているのは、自分から相手へ送る側です。
そのときに見るのが送信ビットレートです。公式は「> 最小 24 kbps;36-128 kbps が標準です」としています。ここが24を割り込んだり、ゼロと36を行き来したりしているなら、自分の上りが揺れています。
「Teams の送信制限」という項目も見てください。オーディオは70kbpsが一般的な値ですが、公式はこう注記しています。「非常に低い値は、Teams がネットワーク トラフィックと競合したり…伝送を維持するためにピーク帯域幅の使用量を制限していることを示しています」。つまりTeamsが、回線が細いと判断して自分から音質を落としている状態です。
往復時間が200ミリ秒を超えているなら、原因は距離か混雑
往復時間は、自分のPCとTeamsのサーバーのあいだを行って帰ってくる時間です。公式の一般的な値は200ミリ秒未満。ここを超えると、相手の声が一拍遅れて届き、会話がかぶります。
超える原因は2つです。回線が遠回りしているか、混んでいるか。遠回りの代表が会社のVPNで、混雑の代表が夜のマンションの回線です。どちらも、あとで個別に見ます。
設定で直る症状と、回線を変えないと直らない症状は、次の3つで分けられます。
- 夜や休日だけ遅くなり、昼は普通に使える。回線の混雑なので、設定では直りません
- 有線でつないでも、Wi-Fiのときと同じように遅い・切れる。部屋の中の問題ではありません
- マンションで、部屋まで電話線で来ている(VDSL方式)。上限が100Mbpsで頭打ちです
1つでも当てはまるなら、この先の手順を試しても、しばらくすると元に戻ります。回線を変える判断の項に進んでください。
Teamsの音声が途切れる原因を、数字の出方で4つに分ける
通話正常性の数字は、組み合わせで原因の場所が決まります。
| 数字の出方 | 原因の場所 | 直す手 |
|---|---|---|
| 受信のパケット損失が2%超 | 自分の下り・Wi-Fi | 有線にする、Wi-Fiを5GHzに |
| 受信は正常、送信ビットレートが低い | 自分の上り | 有線にする、家族の動画を止める、回線を見直す |
| 往復時間だけ200ms超 | VPNか回線の混雑 | VPNを外す、時間帯を変える |
| 数字は全部正常なのに途切れる | PCの負荷 | ノイズ抑制を切る、ほかのアプリを閉じる |
4つ目に注意してください。数字が全部正常なのに途切れる場合、回線には原因がありません。公式もビデオについて「ビデオ品質が悪く、フレーム レートが低い場合は、コンピューター システムのパフォーマンスまたはハードウェア リソースの不足が原因である可能性があります」と書いています。音声も同じで、PCが処理しきれずに欠けています。
ノイズ抑制を「高」にしてから途切れるなら、PCの負荷です
Teamsのノイズ抑制は、周りの生活音をかなり消してくれます。ただし処理が重く、古いPCや、会議中にブラウザのタブを何十個も開いているPCでは、この処理で声そのものが欠けます。
通話正常性の数字が正常なのに途切れると言われるなら、デバイス設定のノイズ抑制を「低」か「オフ」にして、次の会議で変わるかを見てください。回線が原因ではないので、回線側をいくら触っても変わりません。
VPNを通しているなら、往復時間はほぼ確実に伸びる
在宅勤務で会社のVPNにつないだままTeamsを使う。これで途切れる人はかなり多いです。
VPNを通すと、自宅から会社を経由してTeamsのサーバーへ行き、また会社を経由して戻ってきます。往復時間が伸びるのは構造上避けられません。会社の回線が混んでいれば、そこでパケットも落ちます。
Microsoft自身が、Teamsの通信はVPNを通さず直接インターネットへ出す設定(スプリットトンネリング)を推奨しています。自分で変えられる設定ではないので、情報システムの担当に「Teamsだけ VPNを除外できないか」と聞いてください。それだけで往復時間が半分になることがあります。
Teamsの音声が会議の最初だけ途切れるのは、回線ではない
「入った直後の1分だけ途切れて、そのあとは落ち着く」という人がいます。これは回線の問題ではないことが多いです。
会議に入った直後は、Teamsがカメラとマイクを立ち上げ、参加者の映像を一斉に受け取り始め、PCの負荷がいちばん高くなります。ここで音声の処理が後回しになって欠けます。
対策は簡単で、会議の2〜3分前に入っておくことと、入る前にほかのアプリを閉じておくことです。最初から最後まで途切れるなら、こちらではなく回線側を見てください。
Teamsの会議中にできる対処と、できない対処


会議中に途切れていると言われたら、その場でできることは3つです。順番に試してください。
- カメラを切る。映像の送信を止めると、上りの余裕が音声に回ります
- ほかのアプリとブラウザのタブを閉じる。PCの負荷と、裏で通信しているものを止めます
- Wi-Fiなら、LANケーブルに差し替える。会議中でも切り替わります
カメラを切るのがいちばん改善します。Teamsの送信制限は音声70kbpsに対して映像1.5Mbpsで、映像は音声の20倍以上の上りを使います。上りが細い回線では、映像が音声の分まで食っています。
逆に、会議中にやっても意味がないこともあります。
- 速度測定をする。測定そのものが回線を使い、会議がさらに途切れます。しかも速度は途切れの原因ではありません
- ルーターを再起動する。会議から落ちます。終わってからにしてください
- Teamsを再インストールする。数字が正常なら設定を戻すだけで足り、異常なら回線の問題なので、どちらにしても改善しません
有線にしても送信側が落ちるなら、原因は家の回線の上りです
通話正常性を見た。受信は正常で、送信ビットレートだけが低い。カメラも切った。有線にもした。それでも夜の会議だけ途切れる。ここまで来たら、原因はPCでもTeamsでもWi-Fiでもなく、家の回線の上りです。
マンションの備え付け回線やホームルーターは、下りに比べて上りがずっと細く、混む時間帯に真っ先に落ちます。自分の部屋で設定を変えても、上りの細さは変わりません。
在宅勤務で毎日会議があるなら、上りが下りと同じだけ出る回線を、自分の部屋に1本引くのが結局いちばん早く終わります。備え付けを解約する必要はなく、会議のときだけそちらにつなぐ形で構いません。
選ぶときは最大速度ではなく、上りの数字と、混む時間帯に落ちないかで見てください。会議だけならホームルーターでも足りることがありますが、電波でつなぐ方式は上りが揺れやすいので、仕事で毎日使うなら光回線を有線でつなぐほうが確実です。
- 月額は戸建て5,390円・マンション4,290円。契約期間の縛りがありません
- 工事費も実質無料。解約するときの違約金も0円です
- 全員に5,000円キャッシュバック。乗り換えなら他社の違約金を最大60,000円まで負担してくれます
- スマホのセット割がない方(ahamo・povo・LINEMO・格安SIM)の第一候補
2026年9月時点の情報です。金額は税込。申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。



通話正常性を見たら、受信は全部正常で、送信ビットレートだけ10とか20でした…



それで確定です。相手の側でもPCでもなく、あなたの家の上りが細いということが数字で出ています。
Teamsの音声が途切れるときのよくある質問
- Teamsで自分の音声だけ途切れると言われます。相手の声は聞こえています。なぜですか?
-
自分から相手へ送る側だけが落ちています。会議中に通話正常性を開き、受信のパケット損失とジッターが正常で、送信ビットレートが24kbpsを割っているなら、自分の上りが揺れています。有線にして、カメラを切って、それでも続くなら回線の上りです。
- Teamsの通話正常性はどこから開けますか?
-
会議画面の「その他のアクション」→「設定」→「通話正常性」です。会議を抜けずに開け、数字は15秒ごとに更新されます。見るのは往復時間、受信したパケットの損失、受信したジッター、送信ビットレートの4つです。
- Teamsの音声が途切れるのはWi-Fiのせいですか?
-
受信のパケット損失が2%を超えているならWi-Fiを疑ってください。LANケーブルに差し替えて数字が下がれば、Wi-Fiが原因です。数字が変わらないなら、Wi-Fiより先の回線か、PCの負荷です。
- VPNにつなぐとTeamsの音声が途切れます。どうすればいいですか?
-
往復時間が200ミリ秒を超えているはずです。VPNは会社を経由するので遅れが増えます。MicrosoftはTeamsの通信をVPNから除外する設定を推奨しているので、情報システムの担当に相談してください。自分では変えられません。
- Teamsのノイズ抑制は切ったほうがいいですか?
-
通話正常性の数字が全部正常なのに途切れるなら、切って試してください。処理が重く、古いPCでは声そのものが欠けます。数字が異常なら原因は回線なので、ノイズ抑制を切っても変わりません。
- Teamsの会議に必要な通信速度はどれくらいですか?
-
音声だけなら70kbps、映像を送っても1.5Mbps程度です。Teamsの送信制限として公式が示している値で、途切れるのは速度不足ではなく、往復時間とパケット損失です。速度より、上りが安定しているかを見てください。
まとめ
Teamsで音声が途切れると言われたら、設定を変える前に会議中に「通話正常性」を開いてください。「その他のアクション」→「設定」→「通話正常性」で、往復時間200ミリ秒未満、受信のパケット損失2%未満、ジッター30ミリ秒未満、送信ビットレート24kbps以上という公式の基準と見比べれば、原因の場所が数字で決まります。
受信が正常で送信だけ低いなら自分の上り、往復時間だけ長いならVPNか混雑、数字が全部正常なら回線ではなくPCの負荷です。PCの負荷ならノイズ抑制を下げ、VPNなら情報システムの担当にTeamsの除外を相談し、会議中はカメラを切るのがいちばん改善します。速度測定とルーターの再起動は、会議中にやっても意味がありません。
有線にしてカメラを切っても、夜の会議だけ送信が落ちるなら、原因は家の回線の上りです。毎日会議があるなら、自分の部屋に光回線を1本引いて有線でつなぐのが確実です。
備え付け回線・ケーブルテレビ・ホームルーター・VDSL方式は、送る側(上り)が細い方式です。下りの数字が出ていても、上りだけ1桁ということがあります。
上りの細さは部屋の中の設定では変えられません。会議の映像、配信、マルチプレイのように送る量が多い使い方では、上りが下りと同じだけ出る光回線を有線でつなぐのが確実です。
ほかの症状もまとめて見るなら、症状別に原因を分けた一覧から、当てはまるところをたどれます。










